写真展開催のためのやることリスト

写真展をやってみたいけど何からやればいいの?というあなたへ。
やることいっぱいの写真展で、決めなきゃいけないこと、制作のヒント、搬入のコツなどをまとめました。
わたし自身の、写真展の企画運営や、自身の個展開催、グループ展への出展の経験による記事となります。写真展をこれからやってみたい方のご参考になれば嬉しく思います。

どんな展示にしたいか考えてみます

やることがいっぱいの写真展。最初に概要や目的を考えておくと、制作で迷った時に立ち戻れます。

写真展をやりたい!という方には、撮りためた写真を発表してみたい、公募展に出展してみたい、などいろいろな動機があると思います。その動機によって、準備の順番も変わってきます。決められるところから少しずつ概要を確定していきましょう!

いろんなギャラリーで開催されている写真展を観に行き、作家さんがいらしたらお話を伺ってみるのも勉強になります。

また、進行状況やアイディアを1冊のノートにまとめておくことをおすすめします!

作品の候補出し

これまでの作品の見直しや、取捨選択、追加の撮影などを行い、どの写真を展示するか吟味しておきます。周りの人や会場の方に少し見てもらうのも◎。

私は候補の写真を小さくしてプリントして取捨選択しました。

展示タイトル

告知までにはタイトルを決めましょう。

展示概要

展示の内容を端的にまとめ、告知などに使用します。

展示目的

展示の目的は何でしょう。多くの方に見てもらうこと?販売すること?集客目標は?販売するならどのくらい?

会期

在廊することも大切なので、スケジュールをよく確認。

開催場所

レンタルギャラリー、レンタルスペース、公募展に応募、メーカーギャラリーやセルギャラリーに売り込みなどが主流。最初はレンタルギャラリー主宰の公募展などに応募してみるのもいいかも。

収支計画

予算と販売目標を立てましょう。

展示方法を決め、制作を始めます

やりたいことをさまざまな手法で具体的に形にしていく作業。思ったようにいかなかったり、いきなりアイディアが湧いてきたり。自分でできないところはプロに任せることも考えます。

プリント

プリント方法を決めます。暗室で手焼き、町のお店プリント、プロラボ、自宅のプリンター、キンコーズなどの印刷屋さん、ネットプリントなどの選択肢があります。紙も種類がたくさんで悩みどころ。

額装・加工

具体的な展示案を出していきます。壁にかけるのか、天井から吊るすのか、机に立てかけるのかなど。加工方法としては、ハレパネ、木パネ、裏打ちシート、額装、マット加工、ポスター…などがあります。ハレパネは手軽ですが、時間が経過すると反ってくるので注意しましょう。

レイアウト

会場の図面をもらい、レイアウトを考えましょう。どのスペースに、どのくらいの大きさのもの何点を置くかなど計算します。

会場と家では、作品が違って見え、意外とイメージと異なったりするので、じっくり検討。

私は同じ寸法のものを安価な紙にプリントして確認したりしました。レイアウトを考えたら会場の下見も忘れずに。

制作依頼

額装など、業者に任せるところは依頼が必要となりますので、スケジュールに余裕を持ちましょう。

副制作物

展示タイトルのカッティング文字シート(壁に貼る文字シールみたいなもの)、各作品につけるキャプション、展示概要を記載したイントロダクションボードや作家の紹介ボード、名刺、ポートフォリオ、芳名帳…

展示する写真以外にもいろいろ準備したいものがあります。好きな音楽を流せるところも。

告知しないと始まらない

観てくれるお客様がいないと意味がない‼︎

最低限必要なのは、展示紹介文テキスト・タイトル/展示メイン画像/プロフィールテキスト&プロフィール画像など。これがあれば、ギャラリーも告知協力してくれることが多いです。

ギャラリーに任せきりにせず、自分自身でも告知をがんばりましょう。

WEBサイト

自身のサイトやSNSでの告知

DM(案内ハガキ)作成と配布

イラレを使ってデータ入稿するなど。紙やサイズもこだわりどころ。印刷会社の紙見本が無料でもらえたりするのでお気に入りの紙を探しましょう。DMはギャラリーが作ってくれることもあります。

配布は、置いてくれそうな場所に足を運び依頼。1スペースにつき10部〜20部くらいは置いてくれるので、初心者の個展でも100〜500部くらいは作ってもよいと思います。

リリース配信

出版社や展示情報サイトなどに情報を送ると、掲載してくれる場合も。

いよいよ搬入

搬入のポイントは、あらかじめ下見をしておくことと、レイアウトをしっかり考えておくこと。その場の思いつきで取り付けるのは難易度高め。

搬入日時と方法

誰が搬入出を行うのか、一人でできるのか、自分で持ち運ぶのか郵送なのかをあらかじめ確認。

照明の調整

会場でやってもらえるのか、自分で調整するのかあらかじめ確認。照明で完成度が変わるので、できる限り調整しましょう。

搬入グッズ

レーザー墨出し機(なければ糸とハサミ)、水平器(スマホアプリでも可)、メジャー、釘、金槌、写真用の布手袋、ねりけし(キャプションなどを貼る)

額を壁に展示する場合のポイント

  1. 高さは1500mm~1600mmが作品の中心くらいにくると見やすい
  2. 釘を打つ高さにレーザーを当てる(なければ壁の両端に釘を打ち紐などをピンと張る)
  3. 額の横幅を測り、レーザー上に釘を打つ(鉛筆などでうっすらと印をつけるとやりやすい)
  4. 額をかける
  5. 水平器で水平をとる
  6. 目で見て確認する

会期中は全力で楽しむのみ

できるだけ在廊し、お客様の意見をもらいましょう。

在廊スケジュール共有

WEBやDMなどで友人には共有しておくと◎

来場者に芳名帖やコメントの記載をお願い

バタバタしているとゆっくり話せない場合も。記帳しておいてもらえばあとからお礼が言えます。

パーティーを開催するのも◎

オープニングパーティー、クロージングパーティーを開催するのも◎

飲み物だけ用意して一品持ち寄りとか、軽食だけ用意しておくとか、飲食なしでトークイベントとか、いろいろな形式があります。

値段をつけて販売してみる

作品を販売できるギャラリーならぜひ値段をつけて販売してみましょう。原価や制作期間について考え、値段をつけること自体が勉強になります。買ってくださる方がいらっしゃると感動しますし、今後の制作の自信に繋がります。

販売方法

委託販売手数料や金銭授受、申し込み方法の確認。(購入者名前、発送先住所などを記載してもらう購入申込書や、税表記も明確なプライスリストを作っておくとスムーズ)

販売の体裁

額付きなのかプリントのみの販売なのかを決めておく。作品には、サインや、エディションと言われるナンバリングをしたりする場合も。

お渡し

会期終了後、丁寧に梱包し、速やかにお渡ししましょう。購入してくださった方には今後も優先的にご案内をお送りするとよいと思います。

グッズ販売

余力があれば、作品以外のグッズなども販売してみましょう。写真集、ポストカードなどが一般的です。レンタルギャラリーは入場料金がかからないことが多いので、意外と気軽に買ってくれたりします。

最後、もうひと頑張り

展示が終わってホッと一息。最後の仕上げです。

搬出日時と方法の確認

閉館時間が早い場合があるので告知の際は注意。

壁の修繕

ギャラリーがやってくれる場合が多い?壁の穴埋めパテやペンキで修繕が必要なことも。

お礼

会場の方に一言でもお礼を。来場者にもぜひお礼を。芳名帳にいただいた情報は、今後の発表のお知らせなどに有効活用しましょう。

まとめ

写真展開催にまつわるTODOをまとめてみました。やっぱり不安な場合は、まずはグループ展から参加してみることをおすすめします 写真展を開催することで、作品が売れたり、つながりができたり、今後の課題が見えてきたりしますよ。ぜひ個展開催を目指してみてくださいね。